こんにちは!
長野県辰野町地域おこし協力隊のゆかぴー (@yuka_murao)です。
地域おこし協力隊になった経緯はこちら。
わたしは最終的に新卒で地域おこし協力隊になったわけですが、
それはかなりの一大決心。
自治体によって対応はさまざまで、場合によっては
3年間を棒に振ることになります。
こちらの記事なんかすごく参考になりますよ。
そこで、平成29年4月採用で「観光」がテーマの協力隊募集地域は、
日本全国すべてチェックしました。
しかし、最終的に応募したのは長野県辰野町のみ。
わたしはなぜここにしたのか?
地域おこし協力隊に応募する際にチェックしておくべきポイントとともに
ご紹介しますー!
地域おこし協力隊への応募を考えている方は必見です!
目次
- 1.雇用関係が「あり」か「なし」か
- 2.ミッション型かフリーミッション型か
- 3.活動のテーマは自分のしたいことか
- 4.地域資源はどのようなものがあるか
- 5.自治体・地元住民のやる気
- 6.地域おこし協力隊を導入して何年目か?その人数は?
- 7.まちの規模・人口
- 8.都市圏からのアクセス
- 9.活動費は自由に使えるのか
- 10.まちとの関わりがあるか
- さいごに
1.雇用関係が「あり」か「なし」か
まず1番初めに注目するべきはここ。
自治体との雇用関係があるかないかです。
わたしは断然雇用関係なしをおすすめします!
それはなぜか?任期中から副業が可能で、
3年後の任期後に向けて準備できるからです。
雇用関係ありでも、兼業 OKと書いてある自治体もありますが
事前の届け出が必要とか、自分の活動に関連があるものだけOKの場合が多いです。
わたしは雇用関係があると何かしら動きにくそうだったので、
雇用関係なしの自治体しか最初から考えていませんでした。
あと、雇用関係ありの場合だと基本的に役場の方と同じように
平日休んで土日休みなので、自由に動けないんですよね。
それに、そういう自治体は地域おこし協力隊のことを非常勤職員と思っていそうで
怖かったので初めから考えなかったです。
2.ミッション型かフリーミッション型か
つぎに地域おこし協力隊の活動形態として、
ミッション型とフリーミッション型の2種類があります。
ミッション型とは、観光・農業・移住定住・子育て・福祉…
など自治体が求めているテーマがあってその中で活動します。
わたしは、こっちに当てはまります。
フリーミッション型とは、逆に特定のテーマが決まっておらず、
自分がその地域にとって良いと思う活動をします。
自分ではじめから起業したい!という方にはこちらがおすすめですね。
わたしの場合、ミッション型で「観光」というざっくりしたテーマがあり、
モデルコース開発、イベント企画・運営、情報発信などざっくりと
町から求められていることはありますが基本的にやり方は自由です。
このスタイル、すごくやりやすいので毎日楽しいです!
3.活動のテーマは自分のしたいことか
2番にも関連してくることなんですが、
ミッション型で活動テーマが決まっている場合、
そのテーマは自分が任期後もやりたいことか?というポイントが大事です。
例えば、どうしても移住したい地域があって、
そこで本当は観光のことがしたいけど、募集しているテーマは福祉しかない…
でも任期後にゲストハウスとかやったらいいし、とりあえず応募しよう。
という場合、わたしはあまりその自治体に応募することをおすすめしません。
絶対に最初から自分がやりたいことやった方が楽しいし、
自分の活動に対するモチベーションも高まります。
4.地域資源はどのようなものがあるか
たまーーに、「観光」で募集しているのに、
いやいや絶対こんなとこに人来んやろ…っていうところあるんです。
あまり大きな声で言えないですけど。
わたしは「観光」がテーマの自治体しか考えていなかったので、
人が来たくなるような地域資源、特に自然環境があるかないか
はすごく重視しました。
その点辰野町は、情報発信ができていないだけで
魅力的な地域資源がいっぱいあるんですよ。
その地域資源をどのように活かしていくかがわたしのミッションです。
5.自治体・地元住民のやる気
地域活性化って「自治体」「地元住民」「よそ者」の
どれか1つでもマイナスな感情を持っていれば
うまくいかないと言われています。
地元住民は全員は無理ですが、自治体が新しいことをしていこう
としているかどうかは非常に大事です。
せっかくやる気があっていっても、自治体の職員が
その気じゃなくて「こんなはずじゃなかった!」って辞めていく協力隊員
いっぱいいますからね。
必ず一度はその地域に足を運び雰囲気を掴みましょう。
どうしても時間がない場合は、
WEB上で得られる情報は全部収集して、
自治体の担当者にしつこいくらい事前に質問してみてください。
わたしは一度辰野町に遊びにきていて、大体は分かっていましたが
協力隊のFacebookページは隅から隅まで見て、
採用担当者、先輩協力隊員の方にわからないことは全部質問しました。
6.地域おこし協力隊を導入して何年目か?その人数は?
どうしてもという場合を除いて、1年目は避けた方がいいです。
自治体の方も、地元住民の方も「地域おこし協力隊」がどのようなものか
よくわかってないんですよね。
わたしの場合、3年目なので自治体の方も対応を理解しているし、
地域住民の中でも「地域おこし協力隊」の認知度がそこそこあるので
会話の中で毎回説明しなくてもいいのでやり取りがスムーズです。
ただ自治体によっては
20人以上地域おこし協力隊を受け入れているところがあって、
そういうところでは協力隊内でグループができていて対立したりすることも。
しかも、人数が多すぎると地域住民の方にとっても
「また協力隊が来たのか」と思われそうで
わたしは協力隊導入が1年目と人数が多い自治体は考えませんでした。
辰野町は、わたしを入れて5人なので丁度良い人数で連携も取りやすいです。
1人は集落支援員なので、厳密にいうと協力隊ではないんですけどね。
7.まちの規模・人口
これは、先ほどの6番と同じように大きすぎず小さすぎずな規模感がいいですね。
大きいところはまだしも、
小さいところは閉鎖的なところが多くて噂とかすぐ回ってしまいます。
まあ、同じまちでもその地区や集落によっても変わってきますが。
ちなみに辰野町は人口約2万人です。
8.都市圏からのアクセス
「観光」がテーマなので、アクセスの良さは大事です。
友達にも限界集落や離島にはなかなか気軽に遊びに来てー!
とは言えないですしね。
辰野町は、中央道が通っているので、
東京・名古屋・大阪、京都から高速バス1本で来ることができます。
わたしの場合、地元が関西なので大阪へのアクセスが良いことは大切でした。
もし親に何かあった時にすぐ帰れないなんて嫌ですから。
そういう意味で、東北・北海道・四国・九州・離島なんかは候補外でしたね。
9.活動費は自由に使えるのか
地域おこし協力隊には報酬200万円の他に、活動費200万円が国から支給されます。
「家賃はまちが負担します」と募集要項には書いてあることが多いですが、
厳密にはこの活動費200万円の中から支払われるんですね。
その他にも、辰野町では活動車両のリース代やインターネット、
ガソリン代(月上限5000円)などがこの活動費から払われます。
また活動に関する消耗品や、任期後のための資格取得、視察・研修などにかかる
費用などもここから出すことができます。
ただ、この活動費に関しては自治体とその担当者によって
自由に使える場合とそうでない場合があるんですよ。
その形態は各自治体によってはかなり差があります。
事前に担当者の方に問い合わせてみましょう。
10.まちとの関わりがあるか
行ったことも見たこともない場所にいきなり飛び込んで行くのは
やっぱり不安ですよね。
わたしも最終的な決め手となったのは、
「実際にその地域に行って、その地域の人と話したことがある」
ということでした。
だいたいどのような生活か想像できるのと、
全くできないのとでは全然違いますよ。
その方が受け入れる側もミスマッチがなく安心だし、
地域との関わりを持った人がきてくれると嬉しいですよね。
行きたい地域との関わりが ない…という人は、
自ら作りに行きましょう。
さいごに
わたしはこのすべてのチェックリストの条件を満たしたのが、
長野県辰野町だけでした。
そのおかげで今のところミスマッチもなく楽しく活動できています。
地域おこし協力隊という制度は、うまくいけば素晴らしい制度です。
ですが、その分リスクも大きいんです。
活動を始めてから、こんなはずじゃなかった…とならないためにも、
事前にしっかりリサーチしましょう。
わからないことや、聞きたいことがあれば
Twitter: @yuka_murao
E-mail:ymurao53@gmail.com
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色々情報が得られるのでおすすめですよ。
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